イラン最高指導者、「米の制裁受ける国々は協力してこの手法を滅ぼすべき」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師がベラルーシのルカシェンコ大統領との会談において、「米国から制裁を受けている国々は、同国のこのような戦術を滅ぼすために協力する必要がある」と述べました。

ハーメネイー師は13日月曜、ルカシェンコ大統領および同行のベラルーシ使節団と会談した中で、二国の共通点の1つとしてアメリカおよび一部西側諸国の横暴な制裁を挙げ、「米国の制裁を受けている国々は、互いに協力し合ってひとつのまとまった集団を作り、このような戦術を滅ぼさなければならない。我々は、それが可能なことだと信じている」と述べました。

続けて、イスラム革命勝利からほどなくして始まったイランに対するアメリカの制裁が、この12年間に最も厳しいものになっていることに触れながら、「しかし厳しい制裁は、自身の中の力や可能性をイランに気付かせることになった。制裁を受けている期間、イランにとって多くの進歩の機会が生まれ、”科学・技術’、”医学・生物学”、”宇宙・航空”、”核”、”ナノ”といった様々な分野で驚異的な進歩を成し遂げた」と説明しました。 

一方のルカシェンコ大統領は、ハーメネイー師との会談に非常に喜びつつ、「イランは制裁期間中、体験を積み上げ驚くべき進歩を遂げた。我々は制裁という状況について、正しく利用すれば進歩の機会となりうるものであると考えている。今回の私のイラン訪問目的は、この国の挙げた成果を間近で見ることにあった」と述べました。

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