サウジ国王が、イラン大統領を自国に招待
3月 20, 2023 19:07 Asia/Tokyo
サウジアラビアのサルマン国王が、ライースィー・イラン大統領をサウジ公式訪問に招待しました。
イランとサウジアラビアは今月11日、中国・北京で交渉を行い、7年ぶりに外交関係を正常化することで合意しています。
この合意によれば、両国外相は今後2か月間以内に会談を行い、互いの国への大使再派遣、自国大使館の再開、国交正常化に向けたその他の要件を整えるとされています。
サウジアラビアは2016年1月3日、テヘランにあるサウジ大使館とイラン北東部マシュハドにあるサウジ領事館が複数の者らに襲撃されたことを口実として、イランと一方的に断交しました。
国際通信イランプレスによりますと、ジャムシーディー・イラン大統領府副長官はツイッターで、「サルマン・サウジアラビア国王はわが国のライースィー大統領への書簡で、同胞関係にある両国の合意を歓迎するとともに、ライースィー大統領をサウジ首都リヤドへの公式訪問に招待し、経済および地域協力の強化を求めた」と述べました。
また、「ライースィー大統領はこの招待を歓迎するとともに、イランとしてサウジとの協力強化に向けた用意があると表明した」としました。
そして、アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相も19日日曜、近くファイサル・サウジ外相と会談するだろうと表明しています。