イランとロシアが銀行システム接続へ　SWIFTを迂回

イラン中央銀行が、イランとロシアの銀行システムが互いに接続することで、もはやSWIFT・国際銀行間通信協会による決済を必要としなくなると発表しました。

イラン、ロシア、中国は、貿易決済からドルを排除することで合意しています。

ＩＲＩＢ通信によりますと、イラン中央銀行のキャリーミー副総裁は、「覇権主義体制は、国際銀行のインフラを独占することで他国に制裁を課しており、このインフラのひとつはSWIFTである」と語りました。

また、「銀行の通信システムが互いに接続することで、SWIFTの使用を必要としなくなり、制裁のひとつの障害を乗り越えることが可能となる」と語りました。

さらに、「ロシアと制裁の影響を受けない戦略的な措置をとることを決定した。この措置は、両国の金融情報を通信するシステムを互いに接続することである。このシステムは国際基準を満たしている」と述べました。

キャリミー氏はまた、ドルとユーロを廃止する計画を課題としており、各国との貿易におけるドル決済を廃止することを目指すとしました。

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