イラン外相が、化学兵器攻撃の再発に関して警告
6月 28, 2016 16:16 Asia/Tokyo
イランイラク戦争時のサルダシュトへの化学爆弾投下から29年目を迎え、イランのザリーフ外務大臣は、「サルダシュトやハラブジャへの化学兵器攻撃の苦い経験が、現在も地域で繰り返されている」としました。
イルナー通信によりますと、1987年6月28日、イラクのバース党政権が、化学兵器を使用し、イラン北西部のイラクとの国境にある町サルダシュトを攻撃しました。この攻撃で、クルド系の住民119人が殉教、8000人以上が有毒ガスにさらされ、負傷しました。
サルダシュトへの化学兵器使用は、最大の悲劇を生み出した攻撃であり、この町は、広島の原爆に次いで、世界の化学兵器戦争の犠牲になった最初の町とされました。
ザリーフ大臣は27日月曜、メッセージを寄せ、化学兵器の犠牲者と負傷者に深い同情を表し、「今日、覇権主義大国によって、イラクやシリアのISISといったテログループに化学兵器や有毒物質を保有させることで、過去と同じ過ちが繰り返されている」としました。
また、「国際社会が真剣に責任を感じて、この問題に対応しない限り、サルダシュトやハラブジャのような悲劇は今後も繰り返されるだろう」としました。
さらに、「イランは原則的な政策として、化学兵器といった大量破壊兵器に関する一切の活動、いかなる人物、条件下でのその使用を非難する」とし、「イランは各国のこの種の兵器の削減を求めている」と強調しました。
化学兵器禁止機関のウズムジュ事務局長も、メッセージを寄せ、サルダシュトの化学兵器による犠牲者と遺族に同情を表明しました。
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