イラン国連大使、「国民は西側によるイラク旧独裁者支援を忘れない」
May 09, 2023 15:44 Asia/Tokyo
イランのイールヴァーニー国連大使が、「わが国の人々は、イラクが仕掛けた対イラン戦争中に行われた自分たちへの組織的な化学兵器使用に関し、一部の西側諸国がサッダーム元独裁者政権を手助けしていたことを決して忘れはしない」と語りました。
イルナー通信によりますと、イルヴァーニー大使は8日月曜、シリアの化学兵器問題に関する国連安保理会合において、「イランは化学兵器の主要な被害国として、誰が化学兵器を使用しようとも、その場所や状況を問わず厳しく非難する」と述べました。
また、「化学兵器の使用は人道に対する犯罪であるとともに、国際法に対する歴然とした違反だ」とし、「西側諸国の有害な行動と二重基準のために、安保理はそのような残忍な犯罪の加害者へ責任を問う自身の義務を果たせていない」としました。
そして、「シリア政府はCWC化学兵器禁止条約に基づく義務を果たし、(その査察実施機関である)OPCW化学兵器禁止機関との協力も続けている」としています。