May 24, 2023 13:47 Asia/Tokyo
  • イランのライースィー大統領
    イランのライースィー大統領

イランのライースィー大統領が、「新興大国の台頭により、米国の独裁・覇権体制の時代は終わった」と述べました。

ライースィー大統領

 

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は23日火曜、訪問先のインドネシア首都ジャカルタにあるイスラミックセンターにおいて同国の人々と面会した際、覇権体制が世界で自身の覇権を継続させようと目論んでいると指摘しながら、「覇権体制が今日イランと相対している理由は、イランがこの体制の傘下に入ることを望まなかったところにある。新興大国が台頭したことで、米国の独裁・覇権体制の時代は終わったのだ」と述べました。

続けて、「米国と西側が民主主義に関して行っている主張は、まやかしである。彼らが追い求めているのは民主主義ではなく、諸国の富の略奪だ。もし本当に民主主義を求めるなら、パレスチナ、イエメン、アフガニスタンにおいて、国民自身に国の運命を自由に決めさせるべきだ」としました。

 

インドネシア首都ジャカルタにあるイスラミックセンター

 

そして、シオニスト政権イスラエルが現在、パレスチナの人々の権利を踏みにじっているとした上で、「我々は、パレスチナ国民を救うよう努めなければならない。世界で抑圧され、あるべき権利を奪われている他のイスラム教徒に注意を向け、その全員に対して責任を持つことで初めて、我々がイスラム教徒であることが証明される」と説明しました。

ライースィー大統領はまた、インドネシアへ公式訪問2日目となる同日午後、同国のスサトヨ(Bambang Soesatyo)国民協議会議長とも会談を行い、世界の一極主義時代は終わりに向っているとして、「これらの変化とともに、世界では発展途上国に利益をもたらすような新たな勢力が形成されつつある。そこから、パレスチナやイエメンの国民、ミャンマーのイスラム教徒・ロヒンギャ族のような抑圧されている人々が自身の権利を掴む時は非常に近いと、我々は考えている」と述べました。

 


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