イラン外務次官とEU欧州対外活動庁事務次長が会談
6月 22, 2023 16:37 Asia/Tokyo
イラン外務省のバーゲリー次官が、制裁解除を目指す核協議を含めた様々な問題をめぐり、EUのエンリケ・モラ欧州対外活動庁事務次長と建設的な話し合いを行ったと発表しました。
バーゲリー次官はツイッターにおいて、「制裁解除を目指す協議で調整役を務めるモラ欧州対外活動庁事務次長との会談は、真剣かつ建設なものとなった」と述べました。
一部の西側情報筋はこれに先立ち、バーゲリー次官とモラ氏が今月20日夜から翌21日にかけてカタールの首都ドーハで非公式に会談を行う予定だと伝えていました。
バーゲリー次官は今月13日にも、UAEアラブ首長国連邦のアブダビでフランス、ドイツ、イギリス各国の外務次官らと会談したことを明らかにしていました。
同次官はさらにこれ以前、ノルウェーのオスロでこの欧州3カ国のフランス、ドイツ、イギリスの政治指導者らとも会談していました。
イランと西側諸国との協議についてはこの数日、様々なニュースが流れています。
英紙フィナンシャル・タイムズも先日、「米国のイラン担当特使であるマレー氏が最近、数回にわたりイランのイールヴァーニー国連大使と会談を行った」と報じていました。
同紙は、これらの会談が2018年のトランプ政権時代のアメリカの核合意離脱後に行われた最初の両国当局者の直接的接触だと説明しました。
この報道はまた、「バイデン政権に近いある関係者は、この会談が相手国に抑留中の自国民の相互交換に焦点をあてたものだったと語った」と伝えました。
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