7月 01, 2023 18:44 Asia/Tokyo

スウェーデンでイスラム教の聖典・コーランが冒涜されたことは、イスラム世界を中心に各国へ拡散され、多くの非難を巻き起こしています。

スウェーデンの首都ストックホルムでは、イスラム教の重要な祝祭のひとつ・犠牲祭の前夜となる28日水曜夜、37歳の過激派の男が警察の許可を得たうえで、街の中心部にあるモスクの前でコーラン1部を破り火を放つという冒涜行為を行いました。

これを受けて、イランイエメンイラクトルコ各国の人々は30日金曜、集団礼拝で祈りを捧げた後、このコーランへの冒涜行為を非難する抗議デモを実施しました。

さらに、イランアフガニスタンパキスタンモロッコクウェートトルコUAEアラブ首長国連邦イラク、サウジアラビアヨルダン、その他複数のアラブ諸国の各政府も、強い調子でこの行為を非難する声明を出したり、駐在スウェーデン大使を召喚し抗議するなどの反応を示しました。

またロシア外務省も、スウェーデンでのコーラン冒涜を非難し、その恐ろしい結果について警告しました。

北欧を中心とした一部のヨーロッパ諸国では近年、イスラム教が神聖視する事物に対しての冒涜行為がたびたび行われています。

スウェーデンでの警察に見守られたコーラン焼却もその一部ですが、これに対するイスラム教徒の抗議活動は当局に鎮圧されました。

 


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