7月 03, 2023 00:19 Asia/Tokyo
  • キャンアーニー・イラン外務省報道官
    キャンアーニー・イラン外務省報道官

キャンアーニー・イラン外務省報道官が、フランス首都パリ近郊での警察による17歳の少年の殺害を受けて現在同国内で発生している騒乱に反応し、フランス警察に対し暴力を止め自制し、抗議者の要求に注目するよう求めました。

イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は「一部の欧州諸国が移民に対する差別的な対応や行動の誤りを受け入れず是正しないことから、フランスを含むヨーロッパ諸国の国民にとって不利な状況が生じている」と述べています。

また、「フランス政府に対しては人間の尊厳、表現の自由、平和的な抗議活動のための国民の権利に基づく原則を尊重し、国民への暴力的対応を止めることが期待されている」としました。

さらに、「イランとして、フランス国内での現況を注視している」と強調し、イラン国民に対し現在の危機的状況下での渡仏をできる限り差し控えるよう求めました。

フランス警察によるフランス人少年ナエルさん(17)の殺害、そして「アメリカナイズされたフランス警察」と解釈されているこの事件に関する虚偽の報告は、同国の怒れる警察官らの起こしたもう1つの惨劇として記録されるとともに、フランス国民の怒りの火は復讐への渇望に転じました。

フランス警察は先月30日夜から1日土曜までに1,311人を逮捕しましたが、これはナエルさん殺害を受けての抗議活動が始まって以来最多となりました。

ここ数日、フランス全土では若者集団による店舗の略奪や公共の場所への襲撃が相次いでいます。

 


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