アメリカによるイラン航空旅客機撃墜事件の法的側面が検討
7月 03, 2016 15:54 Asia/Tokyo
1988年7月のアメリカのミサイル巡洋艦によるイラン航空旅客機撃墜事件に関して、この事件に関する法的な側面が、イランのイスラム世界平和フォーラムで検討されました。
1988年7月3日、ペルシャ湾岸でのアメリカのミサイル巡洋艦ヴィンセンスの攻撃により、この航空機に乗っていた乗客乗員290人が殉教しました。
IRIB通信によりますと、この撃墜事件を中心としたアメリカの主張する人権を検討する会合が、イスラム世界平和フォーラムで開催されました。
イスラム世界平和フォーラムのアーメリー会長、ソルターニーイェ元IAEA国際原子力機関大使、シェイフアッタール元ドイツ駐在イラン大使や、そのほかの人権の専門家が、この会合で演説を行いました。
ソルターニーイェ元IAEA大使は、この事件に関してICAO・国際民間航空機関宛の書簡を送り、この事件の法的追及を求めました。
国際民間航空機関は、国連の専門機関のひとつであり、その業務は世界レベルでの航空路線の管理や、フライトに関する国際的な基準の設定です。
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