イラン外務省報道官、「黒い経歴持つ米は核兵器不拡散の旗手たりえない」
8月 06, 2023 20:51 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、アメリカは広島と長崎に原爆を投下したうえ、シオニスト政権イスラエルの核兵器保有も支援しているとし、「そのような政府が、世界で核兵器不拡散の旗手になりうるだろうか?」と疑問を突き付けました。
キャンアーニー報道官は6日日曜、広島の原爆記念日にちなみ、日本への原爆投下に関連した写真をSNSに投稿し、「米国は、原子力爆弾を大量破壊兵器として使用した黒い経歴を持つ、世界で唯一の政府であり、法的根拠のない体制たるシオニスト政権イスラエルの最高水準の核兵器保有も支援している」と英語で記しました。
その上で、「そのような政府が、世界で核兵器不拡散の旗手になりうるだろうか?」と疑問を突き付けました。
さらに、イランの平和的核計画についてアメリカが根拠のない主張を行っていることに言及し、「我が国の核開発計画に関する米国の主張は、意図を持って繰り返されている大きな嘘である」と指摘しました。
また、「我が国は幾度となく、自らの軍事ドクトリンに核兵器開発が占める場所はないと表明してきた。また、IAEA国際原子力機関の加盟国、さらに(NPT核兵器不拡散条約加盟国としてIAEAとの間に結ぶ)包括的保障措置協定の締結国として、自国の持つ権利および果たすべき義務を知っている」と続けました。
そして、「我が国の平和的核活動について根拠のない数々の主張を行うというやり方が、米国の不法かつ一方的な措置や制裁、脅しに法的根拠を与える助けにならないことは、疑うまでもない。我が国は、力ずくの論理には屈服しないことを証明してきた」と述べました。
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