イラン大統領がBRICS拡大会合参加で南アフリカへ
8月 24, 2023 18:09 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領が南アフリカのラマポーザ大統領からの公式招待を受け、新興5か国グループ・BRICSの首脳会議に合わせて開催される数十カ国の政府高官・要人を加えた拡大会合に参加するため、同国へ入りました。
ライースィー大統領は、同拡大会合への参加のために南アフリカへ向かう直前の23日水曜夜、「BRICSは、一極主義との戦いおよび経済協力を目的とした独立国同士の会合を叶えることができた。我々の目標は、集まったこれらの国々と協力することにある」と述べました。
南アフリカのヨハネスブルグで開催されているBRICS5か国の首脳会議では、加入を望む諸国の受け入れ基準や手続きに関して賛成意見が相次ぎました。
BRICSへは現在、イランをはじめとした22か国が加入を正式に申請しており、他にも20か国以上が、加入に関心を示しているということです。
今回の拡大会合には、約70か国の首脳が招待されました。
ライースィー大統領は、同拡大会合に参加し演説を行うほか、他の参加諸国の首脳の一部とも会談する予定となっています。
BRICSが取っている主な方針としては、世界的な金融・銀行システムの改善、脱米ドル化および各国通貨重視に向けた決意、世界全地域の代表参加、反覇権および修正主義的な政治アプローチの採用、西側が牛耳っている国際機関・構造への反対が挙げられます。
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