Pars Today

テヘランの裁判所において、クーデター未遂事件についてアメリカ政府および個人7人を相手取った事件の被害者・遺族の訴えによる裁判が行われ、アメリカ政府に3億3000万ドルの罰金・賠償支払いを命じる判決が出されました。

イランで1979年にイスラム革命が勝利したしばらく後、パフラヴィー王制下で警官として働いていた数人が、アメリカ政府および当時のイラク・バース政権の支援を受けて、イスラム革命創始者であるイマーム・ホメイニー師の住居を爆破して革命政権を倒し王制を復活させようと、クーデターを計画しました。しかしこの陰謀は頓挫し、500人の軍関係者を含む600人がイラン全土で逮捕されました。

このクーデターで亡くなった殉教者の遺族が訴えこの裁判は、遺族や被害者が出席し公開の形で開かれました。

裁判は、弁護士の陳述とクーデタの際のアメリカのテロ行為で生き延びた人々の証言の後、訴訟内容の審理に入り、最終的に、アメリカ政府に対し賠償および罰金を命じる判決が下されました。

この判決に基づきアメリカ政府は、罰金および遺族への賠償金として、総額3億3000万ドルを支払う義務が課せられました。

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