イラン原子力庁長官、「破壊工作や制裁では我が国の核計画を止めさせられない」
8月 31, 2023 19:20 Asia/Tokyo
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エスラーミー長官
イラン原子力庁のエスラーミー長官が、「制裁が完全に解除された場合にのみ核合意の全ての義務が履行される」と語りました。
エスラーミー長官はカタール国営衛星通信アルジャジーラのインタビューで、イランの核合意内の義務の完全履行の要件として、米国および他の西側諸国がこの合意を順守することを挙げ、「我が国は、制裁が完全に解除された場合にのみ、核合意のすべての条項を履行する」と述べています。
また、シオニスト政権イスラエルの脅迫への反応として、「核施設を標的にすることや制裁行使では、わが国の核計画を止めさせることはできない。我が国の核施設を標的にすれば、断固たる破壊的な報復を受けるだろう」としました。
そして、「イスラエルは、イラン核施設を攻撃するための脅迫が空威張りで、しかも自らの能力外であることを熟知している」と語っています。そして、「我が国とIAEA国際原子力機関の間の協議は継続されており、最近では濃縮ウラン粒子の問題が終了した」とし、「今以上の監視カメラの設置は、核合意の米以外の相手国の約束履行次第だ」としました。
エスラーミー長官は最後に、「我が国は、原子力の分野で近隣のアラブ諸国と協力する用意がある」と強調しました。
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