イラン原子力庁長官が、自国への西側のアプローチを批判
9月 26, 2023 17:21 Asia/Tokyo
エスラーミー・イラン原子力庁長官が、IAEA国際原子力機関のラファエル・グロッシ地味局長との会談で、イランに対する西側諸国のアプローチを批判するとともに、これらの諸国がイランへ圧力を加える手段としてIAEAを利用している、と述べました。
国際通信イランプレスによりますと、エスラーミー長官とグロッシ事務局長は米ニューヨークで開催中の第78回国連総会の傍らで会談し、イランとIAEAの技術面での協力拡大及び、相互間の関係拡大に関して協議しました。
エスラーミー長官はこの会談で、イランに対する西側諸国のアプローチを批判し、これらの諸国が政治的圧力や制裁行使の際に、IAEAをイランへ圧力を加える手段に利用しようとしている、と述べました。
また、グロッシ事務局長に対し、IAEAは国際機関として中立性や核の専門的権威を維持し、これらの諸国にIAEAの報告をイランへの圧力の口実として利用させないよう求めました。
そして、「イランの原子力に関係する産業や技術力は、国民へのサービス提供のために使われている」とし、「我が国は、IAEAの計画に沿い世界の他の地域の人々にも奉仕するようなかたちでこれらの力を使う用意がある」としています。
さらに、「イランに対する西側諸国の嗜虐的な政治的圧力は無駄であり、イランは、いかなる政治的圧力に対しても、必ずや報復するだろう」と結びました。
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