イランが、シオニストの犯罪に対する西側の無関心を非難
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、パレスチナ人に対するシオニスト政権イスラエルの組織的な犯罪に対する西側の無関心を非難し、「もし、ヨーロッパや西側がシオニスト政権の犯罪を停止させていたら、現在、パレスチナはこのよう事態を目にしていなかったらだろう」としました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、9日夜、EUのボレル外務安全保障政策上級代表との電話会談において、パレスチナの最新情勢について協議しました。
同外相は、シオニスト政権のネタニヤフ首相がパレスチナ人に対して行ってきた人道に反する過激的な行動に触れ、「抵抗勢力の今回の行動は、これらの犯罪に対する対抗措置の一部だ」としました。
また、ヨーロッパや西側は二重政策から離れて、ネタニヤフ氏の犯罪を阻止させていたら、現在、パレスチナがこの事態に遭遇していなかっただろう」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はさらに、国際社会がパレスチナ人の権利を擁護するために努力する必要があると強調しました。
一方のボレル上級代表も、ガザ地区を攻撃したシオニスト政権を批判し、「現在、和平の実現について考えるべきだ」と語りました。
パレスチナ抵抗勢力は、シオニストの犯罪に対する措置として今月7日土曜朝から、南方のガザよりシオニスト政権占領地内のイスラエル軍基地を攻撃する全面的作戦「アクサーの嵐」を開始しました。
一方、イスラエル軍の戦闘機はパレスチナ・ヨルダン川西岸各地に対して残忍な攻撃を行い、この数時間で数十軒の家屋や建物が爆撃されました。
パレスチナ保健省は、「今月7日以降、住宅地に対するイスラエル軍の空爆により、占領されている聖地ベイトルモガッダス・エルサレム、ガザ地区、およびヨルダン川西岸において、687人のパレスチナ人が殉教し、2,900人以上が負傷した。その多くは女性や子どもである」と発表しました。