イラン最高指導者、「機能不全となったイスラエル政権はパレスチナ被抑圧民に復讐」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「受傷し機能不全となったシオニスト占領政権イスラエルは今や、パレスチナ人戦士らから受けた打撃について、ガ地の人々に復讐している」と語りました。
ハーメネイー師は25日水曜、イスラエルの継続的な犯罪に直面したガザ住民の忍耐と力が組み合わさった被抑圧状態を指摘し、「シオニストの犯罪にアメリカが公然と加担し世界中の悪漢がこれほど支援しているにもかかわらず、これらの残虐行為は何の成果にも至らず、今回そして今後の出来事において勝利を収めるのはパレスチナ国民である」と強調しました。
また、「ガザで現在起こっている出来事は未来を形作る出来事である」との考えを示し、「残酷で血に飢えた敵は、子供や成人男女、老いも若きも一緒くたにし制限極まりなく殺害しており、ガザの人々は奥深い真の意味で抑圧されている」としています。
さらに「今月7日土曜、シオニスト簒奪政権に対してパレスチナ戦闘員が加えた打撃は決定的かつ前例のないものである」とし、「時間が経つにつれて、その打撃による傷が修復不可能であることがより明らかになるだろう」としています。
そして、「米国や英国、フランス、ドイツなどの邪悪で抑圧的な国々の首脳らが相次いでパレスチナ占領地を訪問したのは、イスラエル簒奪政権の破壊を阻止するための試みだ」とし、「世界の暴漢どもは、パレスチナ戦闘員の非常に強力かつ決定的な打撃により、シオニスト政権が崩壊するところを目の当たりにしている。このため、彼らは訪問して連帯を表明し、爆弾やその他の武器などの犯罪手段の提供によって、傷つき倒れた政権を無理やり維持しようとしている」と述べました。
さらに、アメリカをシオニスト犯罪者の明白な共犯者だとし、「アメリカ人の手は完全に子供、女性、その他のガザ殉教者の血で汚れており、実際、アメリカがこれらの犯罪を管理している」と語りました。
最後にハーメネイー師は「アメリカ、ヨーロッパ、イスラム諸国、その他世界の地域における国民の良心の動揺は、シオニスト政権の度重なる犯罪の範囲と深さに対する反応である」とし、「ヨーロッパの自由と人権の主張者らはパレスチナ人を支持るデモを禁止しているが、人々はこれらの禁止を無視して街頭に集結し、憤怒と良心の呵責を叫んでおり、シオニストの残虐行為に対する各国の反応としてのこうしたデモを、誰も止めることはできないだろう」と結びました。