イラン中部カーシャーン市近郊のアブヤーネ村
10月 28, 2023 15:08 Asia/Tokyo
アブヤーネ村はイラン中部・カーシャーンの観光スポットの一つであり、さながら生きた青空美術館ともいえるものです。
アブヤーネ村はエスファハーン州ナタンズ行政区の古い村の一つで、その見所としては、斜面に階段状に作られた家々、モスク、ゾロアスター拝火教の寺院、聖地、城砦などが挙げられます。
この村の古い赤茶色の家並みはキャルキャス山脈の灰色の斜面に位置し、また構造上ここにあるすべての家屋の屋根は隣の家の庭になっています。
アブヤーネ村は海抜2222 メートルに位置し、温和な気候に恵まれています。
粘土でできた、山の麓に横たわっているこの村の古い家屋は外見が赤色に見えることから、村の美しさに花を添えています。また、この村に見られる入り組んだ道、歴史的な建物、家並みに見られる格子窓、木彫細工が施された扉などは、見る人を魅了しています。
この村は、住民が今なおその伝統的な服装を守り身に纏っている限れた村の一つです。
そして、この村の女性の服装は、サファヴィー朝時代の形式・イメージのものです。
アブヤーネ村には、国内からだけでなく、外国からも観光客が足を運び、その美しい自然を写真に収めていきます。
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