IAEAが、新たな対イラン主張を提起
(last modified Wed, 27 Dec 2023 11:25:49 GMT )
12月 27, 2023 20:25 Asia/Tokyo
  • イラン原子力発電所
    イラン原子力発電所

IAEA国際原子力機関がイランの広範に渡る協力にも拘らず、イランでのウラン製造速度が増加している、と主張しました。

ファールス通信によりますと、IAEAは26日火曜、声明を出し、セーフガード(保障措置)合意書に基づく責務実施に向けたイランの対IAEA協力の継続には触れず、「イランは、過去数ヶ月間減速させていた最大濃度60%のウラン濃縮作業を加速させていると主張しました。

IAEAは、「イランの核施設は2023年半ばからウラン濃縮が減少して以降、ウラン濃縮作業を最大濃度60%、月には3キロまで生産してきたが、今年11月末からは中部ナタンズやフォルドの核施設で生産量をひと月に約9キロまで増やしている」としています。

グロッシIAEA事務局長は去る11月末、イランの協力が不十分であるとし、同国の核活動について多くの疑問を提起していました。

イランのIAEA代表部はこの疑問への回答として、「我が国での核活動や核物質はすべてIAEAに報告され、それに関する検証・実態調査も行われた。とはいえ、わが国は信用性のない捏造された資料に基づく疑問への回答を約束していない。もっとも、イランは協力のため自発的に必要な情報や資料の全てをIAEAに提供し、同機関が求める施設への立ち入りを可能にしている」と表明しています。

 

 


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