イラン外務省報道官、「テロリズムは全ての国の政府と諸国民にとっての包括的な危険」
キャンアーニー・イラン外務省報道官が、同国南東部ケルマーン州の殉教者霊廟で最近発生したテロ攻撃に触れ、「テロリズムはすべての国の政府と諸国民、そして世界の平和と安全にとっての包括的な危険である」と語りました。
2024年1月3日、ケルマーン州にある殉教者墓地でのイランイスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー元司令官の殉教4周年式典において、テロリストが参加者らの間で2発の爆弾を爆発させ、多数の成年男女及び未成年者らを殉教させしました
キャンアーニー司令官は8日月曜、定例記者会見において「邪悪な目的推進のためにテロを悪用する輩は、テロ行為を支援することの法的、国際的、人的、道徳的責任が自らに向けられており、責任を負うべきことを熟知すべきだ」と述べています。
また、「西側諸国との対話の中で我々は常に、テロリズムに善悪などというものはなく、テロの脅威は包括的なもので安全、平和、人類の安全を脅かしていることを指摘してきた」としました。
キャンアーニー報道官によれば、テロ組織ISISは地域外の情報・治安機関によって生み出された現象であり、彼ら自身が時にはこの邪悪な組織の結成への直接関与を自白しています。
キャンアーニー報道官はまた、ガザ情勢に触れ、「西欧諸国の政府は自らが掲げるスローガンの背後で現実的な措置を講じ、シオニスト政権イスラエルへの後方支援や軍事・安全保障面での援助を差し控え、ガザ市民に対する残酷な戦争の停止をイスラエルに迫るべきである」としました。
そして最後に、「地域の情勢不安の根源はアメリカ軍の駐留や介入、そして占領者たるシオニスト政権をアメリカが無条件に支援していることにある」と結びました。