1月 10, 2024 23:31 Asia/Tokyo
  • イラン中部にあるウラン濃縮施設
    イラン中部にあるウラン濃縮施設

オランダの新聞フォルクスクラントは、2007年にオランダ人スパイが、イラン中部にあるウラン濃縮施設で破壊工作を行うためアメリカとシオニスト政権イスラエルの陰謀に主要な役割を果たしたと報じました。

それによると、このオランダ人はエリク・ヴァン・サッベンという名前で、マルウェアのひとつであるスタックスネットによるナタンズ施設へのサイバー攻撃に関与していました。同氏は、その任務を果たした2週間後、アラブ首長国連邦・ドバイにある自宅付近でバイク事故で死亡しました。

同紙の報道では、オランダの諜報機関AIVDはがサッベン氏を雇い、イスラエルの諜報機関モサドとアメリカのCIA・中央情報局が2004年にオランダに対し、ナタンズ施設にアクセスするための支援をするよう求めたということです。

そして3年後の2007年、請負会社のエンジニアとしてナタンズで働いていた秘密諜報員がスタックネット・ウィルスで施設のシステムを感染させました。

フォルクスクラント紙は過去2年間、この破壊工作に関して調査し、オランダの諜報機関のスタッフ19人にインタビューを行ってきました。同紙は2019年、ナタンズ施設での破壊工作にオランダが大きな役割を果たしたと報じました。しかし、当時、一般の人々はスタックネットはイラン人エンジニアによってナタンズのコンピュータシステムに転送されていたと考えていました。

スタックネットはイランの核計画を一時的に停止させ、世界全体のコンピュータにも攻撃しました。

消息筋によれば、アメリカとシオニスト政権イスラエルは、この工作において、オランダのほか、ドイツやフランスからも協力者を得ていたということです。

 


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