イラン・ロシア外相が、紅海・西アジアの情勢めぐり電話会談
1月 16, 2024 16:01 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とロシアのラブロフ外相が電話会談を行い、紅海と西アジアの情勢について意見を交わしました。
イラン外務省の報告によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は15日月曜、ラブロフ外相との電話会談で、二国関係の課題や紅海の情勢を含めた地域の最新情勢について意見を交換しました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、地域の重要な動向、中でもガザでの戦争について触れ、「シオニスト政権イスラエルによるガザへの攻撃の継続と、紅海における米国の介入行為が地域のさらなる情勢不安を引き起こしている」と述べました。
続けて、「米国は、新たな安保理決議を口実に紅海の軍事化を図っているが、このような行為が紅海の安全の悪化を招いていることは疑いない」としました。
そして、「イエメン攻撃は、米国にとって戦略的過ちだ」と指摘しました。
一方、ラブロフ外相は自国とイランの極めて良好な友好関係に言及し、「我々の関係は戦略的なものである。我が国は、ペルシャ湾の3島を含めたイランの主権および領土保全を固く順守している。この姿勢は不変であり、疑問が提起される余地はない」と述べました。
また、「今日の紅海の状況はパレスチナでの緊張激化の結果であり、これは地域やそのほかの諸国に緊張を生み出している」としました。
タグ