イラン・パキスタン各大使が互いの国で職務に復帰
1月 27, 2024 18:58 Asia/Tokyo
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イラン・パキスタン各大使が互いに相手国で職務に復帰
イラン外務省のムーサヴィー南アジア局長が、自国とパキスタンの大使がそれぞれ任地である互いの国に戻り、職務に復帰したことを明らかにしました。
イランとパキスタンの長年にわたる関係は先日、イランがパキスタン領内にあるテロリストの拠点を攻撃し、これに対してパキスタンが「自国籍のテロリストの潜伏地」だとして両国国境の数カ所を攻撃したことで、暗雲が生じていました。
しかし、イランとパキスタンの当局者らは緊張の激化を防ぐ必要性があることを強調し、パキスタン政府も、二国関係の緊張緩和をめぐりイラン政府と合意したとしていました。
イラン外務省とパキスタン外務省はその後、両国外相の電話会談後に発表した共同声明で、今回の一連の流れの中で本国に呼び戻されていた互いの国の大使を今月26日までに職務に復帰させることになったとしました。
パキスタンのムハンマド・ムダッスィル・ティプ(Muhammad Mudassir Tipu)駐イラン大使は、職務復帰のためにテヘランへ戻る途上で、「今回、二国関係の新たな一ページが輝き始めようとしている」と述べました。
そして、「イランとパキスタンという2つの強大国は、地域にとって歴史的関係や人的交流円滑化のために非常に重要な存在である」としました。
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