イラン外務省が英大使を呼び出し
1月 31, 2024 19:05 Asia/Tokyo
イギリスが対イラン疑惑提起を続けていることを受け、駐テヘラン・イギリス大使がイラン外務省に呼び出されました。
イラン外務省の二ーリー・アフマドアーバーディー西ヨーロッパ局長は30日火曜、イギリスのサイモン・シャークリフ(Simon Shercliff)駐テヘラン大使を同省に呼び出し、イラン側としての強い抗議の意を伝えました。
また、「イギリスによる制裁行使は、事実ではなり理由によるもので違法である」とし、英当局による対イラン非難は根拠のないものだと強く非難しました。
さらに、英国政府による現在の反イラン世論操作を、イランに対する新たな非建設的かる破壊的な行動の一環であるとし、「そのような世論操作が失敗することは目に見えている」と述べました。
そして、「組織化されたテロ集団、麻薬密売、犯罪組織の創設・支援国が、組織犯罪と戦う最前線にいるイランとその誠実な部隊を非難しようと試みるのは、歴史に対する痛烈な皮肉である」としています。
これに対し、英大使は「イラン側の抗議を本国政府に伝える」と述べました。
イギリスのスナク首相は30日火曜、在シリア米軍基地に対する無人機攻撃で米兵3人が死亡、数人が負傷したことを受け、西アジア地域の緊張激化の可能性について警告し、干渉主義的な発言を行うとともに、「英として地域情勢を懸念しており、イランには地域の緊張緩和を続けることを望む」としています。