2月 04, 2024 20:18 Asia/Tokyo
  • サッカー・アジア杯、イランの勝利を海外メディアも報道
    サッカー・アジア杯、イランの勝利を海外メディアも報道

3日に行われたサッカー・アジア杯のイラン対日本戦は、海外メディアでも大きく報じられました。

イランは3日のアジア杯準々決勝・日本戦で、モハンマド・モヘッビー選手アリーレザー・ジャハーンバフシュ選手がゴールを決め、2対1で勝利し5年前の前回大会の雪辱を果たしました。

試合後、日本代表の森保一監督は記者団の取材に「私自身が交代カードをうまく切れなかったのが敗因かなと思います」と語りました。日本はイランとの同点を打破するため、後半22分に三笘薰、南野拓実両選手を投入しましたが、決定打にはならず、最終的に後半49分のアディショナルタイムに板倉滉選手が相手選手を倒したことでPKとなり、イランのジャハーンバフシュ選手が決勝点を上げました。

スポーツライターの加部究氏は「サッカー・ダイジェスト」への寄稿で、イランが日本の長所をつぶす作戦に出てきたとし、板倉滉選手の背後をイランが徹底的にマークしていたと指摘しました。そして、そうした選手たちの弱点をサポートできなかった日本ベンチを批判しました。

海外メディアも、英紙ガーディアンがイランについて「キャプテンのジャハーンバフシュ選手が決勝ゴールを決めたことで、アジア杯で初めて日本に勝利した」と記しました。

カタール衛星通信アルジャジーラは、「イランが後半アディショナルタイムで決勝点を上げ、日本を破った」とし、「イラン代表はアジア王者になるためにやって来た」というイランサポーターの声を紹介しました。

エジプトのアル・アフラームは、「イランは前半は相手に押されていたが、後半は猛追し、(イランが優勝した)1976年大会を思い起こさせた」と記しました。

サウジアラビアの「アラブ・ニュース」も、「イランは日本を劇的に下し、ジャハーンバフシュ選手のゴールでアジア杯で初めて日本を下した」と報じました。

カタールの「アル・リヤーン」は、「日本がイランに敗れたことは大きなインパクトを与えた。これはオーストラリアが韓国に敗れたのと同様だ。それほどアジアのサッカーは過酷だということだ。サムライ・ブルーを破るのは容易ではないことだが、イランはそれを成し遂げた」としました。

また、米デイリー・スター紙は、「イランは、日本の選手らを(破ったことで)英プレミアリーグに返した。これは日本にとって屈辱的な敗北だ」としました。

イランがアジア杯準決勝に進むのは、今回で9回目となります。また、過去3回の優勝歴があります。

イランは次の7日の準決勝でカタールと対戦します。

 


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