イラン最高指導者のインスタグラムアカウントが削除
(last modified Sat, 10 Feb 2024 11:54:05 GMT )
2月 10, 2024 20:54 Asia/Tokyo
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    イラン最高指導者のインスタグラムアカウントが削除

インスタグラムを運営するメタ社は、イラン・イスラム革命最高指導者ハーメネイー師のアカウントを削除しました。

ハーメネイー師のアカウントはペルシア語版が500万人、英語版が20万人のフォロワーを有していました。

メタの広報担当は、ハーメネイー師のアカウント削除の理由について、「危険な団体や個人の扇動」にあたるとしています。

一方、Xツイッター時代の2022年1月、ハーメネイー師のアカウントが、2020年1月に米軍により暗殺された革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー元司令官の報復としてトランプ前米大統領の殺害をほのめかす動画を掲載したことをうけ、同師のアカウントを一時凍結しました。

アメリカは自らの利益に適う時だけ情報の自由をうたいます。そうでない場合は、あらゆる口実を用いて、人々が真実を知る情報やアメリカの犯罪を明らかにする情報が拡散するのを阻止しようとします。

こうしたことから、今回のメタ社の措置は、アメリカの二重基準政策に反対する声やガザをはじめ世界で虐げられる人々の声をかき消すことが理由だと言えます。

ハーメネイー師はイスラエルによるガザでの戦争犯罪をうけ、パレスチナ国民による抵抗への支持と地域各国政府にシオニスト政権との関係を断絶するよう民衆圧力をかけるよう呼びかけ、西側諸国の政府やメディア関係者の怒りを買いました。

ハーメネイー師は8日の演説でも、シオニスト政権がガザの病院を爆撃し、3万人近くの人々を殺害したことについて、「西洋文明・文化の汚名となった」とし、「こうした犯罪の裏には、アメリカによる財政、軍事、政治的支援がある。それは、シオニスト政権自らがアメリカの支援なしでは1日たりとも戦いを続られないと認めている通りである。つまり、アメリカもガザで起きている出来事に加担している」と語っています。

 


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