イランで、弾道ミサイル・低高度対応の2防衛システムを公開
2月 17, 2024 19:02 Asia/Tokyo
イランで17日土曜午前、弾道ミサイル防衛システム「アールマーン」及び、低高度防衛システム「アーザラフシュ」が公開されました。
国際通信イランプレスによりますと、この2つの防衛システムはいずれも、イラン国防軍需省の専門家らにより開発されたものです。
弾道ミサイル防衛システム「アールマーン」に使われているミサイルはサイヤード3型で、120~180キロ離れた6つの標的に同時に対抗する能力があります。
アーシュティヤーニー・イラン国防軍需相によりますと、弾道ミサイル用防衛システム「アールマーン」は非常に素早く機能し、3 分以内に作動準備を完了させ、イランの領土を守る上で確実な態勢を整えることができます。
また、「アーザラフシュ」は、低高度・近距離に対する防衛システムで、レーダーと電気光学システムを同時に使用して標的を探知・追尾することができます。
この対空防衛システムについて、アーシュティーヤーニー大臣は「無人機や小型の飛行物体の脅威から国の重要な中枢機関を保護・防衛する」と語りました。
国を守る防衛網への新システム導入により、イランの対空防衛能力は大幅に向上することが見込まれます。