2月 18, 2024 20:55 Asia/Tokyo

イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師が同国民に対し、来月1日に予定されている選挙への意欲的な参加を呼びかけました。

イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師

 

来たる3月1日金曜には、第12期イラン国会選挙及び、最高指導者の選出及び行動監視を担当する専門家会議の第6期選挙が、イラン全国で一斉に実施されます。

ハーメネイー師は18日日曜、イラン北西部・東アーザルバーイジャーン州の人々数千人と面会した際、「覇権主義戦線は間違いなく、イランの選挙に反対している」との見解を示し、「選挙は共和制の現れであり、共和制とイスラム体制の両方に反対する覇権主義者およびアメリカは、イランで選挙が実施され国民が積極的に投票所に足を運ぶことに反対している」と述べました。

また、前回の選挙で元アメリカ大統領の一人がイラン国民に対しボイコットを呼びかけたことに言及し、「件の大統領は、知らず知らずのうちにイランを助けた。それは、国民が同大統領に反抗せんがために、いつも以上に意欲的に選挙に参加したからである。そのためにアメリカは、もはやそのようなことは口にはしないものの、あの手この手を使ってイラン国民を選挙から遠のかせ、選挙に対する国民の希望を挫こうとしている」としています。

さらに、「我が国において選挙は、イスラム共和制の支柱であり、国家を改革する方法でもある」とし、「選挙には全員が参加すべきだ。問題を解決・改善したいと考えている人は、選挙こそがその正しい方法であると理解し、投票に行く必要がある」と述べました。

さらに、選挙の健全性と正当性を守っていくことを強調しながら、「勿論この数十年間も、敵が主張するような意味での選挙違反は一度もなかった。一部の人々が不服を申し立てた事例では、調査・捜査の結果、いくつかの違反が判明したが、これらの違反が全体の結果に変化をもたらしたことはなく、我が国の選挙は、常に正しく安全に実施されてきた」と語りました。

そして最後に、イスラム革命が勝利後の45年間、様々な事件や陰謀、騒乱の嵐の中にあってもさらなる発展・強化を遂げてきたことに言及し、「『国民と体制という意味での革命』は、困難の峠を越えてさらに強力になり、その影響や視点がより浸透していった」と結びました。

 

 


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