6月 09, 2024 20:10 Asia/Tokyo
  • イラン、がん治療用粒子線加速器の4番目の生産国に
    イラン、がん治療用粒子線加速器の4番目の生産国に

イランの知識ベース企業が開発したがん治療用の粒子線加速器が、ウガンダ、シリア、イラクなどに輸出されることになりました。このうちウガンダとは2000万ドル規模の契約が成立しました。

イランの知識ベース企業「セパ―ハーン医療産業」のイリヤースィー販売部長によると、この機械はがん細胞に粒子線を当てて破壊するものです。

イリヤースィー氏によれば、これまでにこの種の機械を製造しているのは米英独の3カ国のみで、イランは4番目の国となりました。セパ―ハーン医療産業社は、イラン大統領府の学術・テクノロジー担当局や保健省、原子力庁などの協力を得て、5年でこの機械の開発に成功しました。

イリヤースィー氏によると、外国製の機械は価格がおよそ300万ドル、年間の維持費が30万ドル程度必要ですが、このイラン国内製の価格は100万ドル以下だということです。

また、ウガンダ、シリア、イラクなどにも輸出されることが決まっており、このうちウガンダとは2000万ドル規模の契約が成立したということです。

セパ―ハーン医療産業社は従業員750名で、その多くがイスファハーン工科大学出身のエリートだということです。また、同社従業員の85%以上が研究開発に携わっています。

 


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