イランの知識ベース企業がドバイ見本市で活躍/米ボーイング社が巨額損失:国際ニュース
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イランの知識ベース企業がドバイ見本市で活躍/米ボーイング社が巨額損失
27日から30日までドバイで開催されている世界最大級の医療機器関連見本市「アラブ・ヘルス(Arab Health)」に、イランの知識ベースおよびテクノロジー企業も多数出展しています。
【ParsToday国際】ドバイ見本市におけるイラン知識ベース企業の活躍、米ボーイング社が110億ドルの損失、イラン・南パールス石油・ガス田における1万カ所以上の製油所設備の国産化、イランとトルコの協力推進、強力な中国製人工知能「Deep Seek」の衝撃など国際ニュースをお伝えします。
イランの知識ベース企業が「アラブ・ヘルス」展で活躍
イランの知識ベース企業7社が、ドバイで開催されている第50回アラブ・ヘルス展で最新の成果と技術を披露し、外国投資の誘致や通商契約の締結、輸出市場拡大のための足掛かりを築きました。イランの知識ベース企業が提供する製品は、先進的な医療機器、スマート治療機器、病気の診断技術、バイオテクノロジー製品、専門的な健康ソフトウェアなど多岐にわたります。今回の見本市でイラン関連のブースには多くの人が訪れ、その目覚ましい活躍ぶりを見せていることは、通商関係の拡大と非石油製品輸出の発展に好影響を与えるものと期待されています。
イラン・南パールス石油・ガス田で1万1000種類の製油所設備が国産化
イラン南パールス石油・ガス田のサイード・ヘイダリー商務部長は、「イラン国内および知識ベース企業120社の協力により、1万1589種類を超える機器と基本製品が南パールス地域の製油所に導入された」と述べました。このコンビナートの管理者らはイラン国内の企業、製造業者および知識ベース企業の活用を優先しており、現在この大規模なガスコンビナートの複数の製油所に必要な主要製品と機器1万1589種類以上が国産化されており、これらの機材の供給における外国の独占が打破されました。
イランとトルコが協力強化を目指す
二国間協定の交渉と見直しのためトルコを訪問したイランのサーデグ道路都市開発大臣は、イラン・トルコ経済合同委員会の会合で合意に達した問題が議論されたと明かしました。会議では、イラン・トルコの海運移送の円滑化が強調されるとともに、両国の船舶にも同様の条件を整え、鉄道と陸路の輸送量の拡大、両国国境地帯にあるソライヤー泉での鉄道路線および、テヘラン~トルコ東部ヴァン間の鉄道再開を含めた鉄道・陸路による両国国境往来に関する一連の決定についての協議が行われました。
米ボーイング社が110億ドルの損失
米ボーイング社は2024年の損失額が118億ドルに上ると発表しました。これは、同社にとって2020年以来最大の損失となります。特に、昨年第4四半期はボーイングにとって困難な時期となり、従業員のストライキにより主力機種の生産が停止し、納品に支障をきたすようになりました。同社はまた、2024年の年間収益が前年比14%減の665億ドルにとどまることを明らかにしました。
強力な中国製AIと米国株暴落
米ブルームバーグによりますと、米国の金融市場では、同国の技術的優位性を脅かす中国の新型人工知能「Deep Seek」に対する懸念から、米半導体メーカーNVIDIAを含む人工知能分野の米国大企業の株価が軒並み下落、ナスダック先物は5%以上下落しています。NVIDIAは市場前取引で11%下落しており、このまま下落が続けば同社の市場価値の下落幅が史上最大となる可能性があります。