イランが飲料水管理で世界一に、2025年3月末までに国内の1万の村落への給水完了へ
6月 27, 2024 15:47 Asia/Tokyo
イラン上下水道エンジニアリング社・アーブファーの最高経営責任者(CEO)が、2025年3月末までに国内の1万の村落に対する給水が完了することを明らかにしました。
【ParsTodayイラン】世界の平均降水量は800~850ミリ、アジアでは600~650ミリ、イランでは200~250ミリとなっています。
アーブファーCEOのハーシェム・アミーニー氏は「現在までに、国内の合計1万の村落のうち、5700の村への給水・上下水道配備が完了しており、恒常的で清潔な飲料水の恩恵を受けている村落の数は全体の87%に達している」とし、「適切な計画と運営管理により、現時点ではイランの水の供給に重大な懸念は存在しない」と述べました。
アミーニーCEOによりますと、イラン・エネルギー省は2023年の9~10月から、同国民が断水に遭遇せず夏を過ごせるよう、雨量に応じて夏のピークを乗り切る計画を打ち出しました。
世界銀行の最新報告書では、イランは都市や農村での飲料水普及率で世界でもトップクラスに位置しています。
イランの都市部における飲料水普及率は99.83%、農村部では82%となっています。一方で世界におけるこれらの指標は都市部で85.7%、農村部では59.6%、西アジア諸国に限れば、都市部が83.2%、農村部は69.5%に留まっています。
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