イラン最高指導者「共通の目的に基づく関係はイランとトルクメニスタンの利益」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、トルクメニスタンのべルディムハメドフ大統領およびその随行代表団との会談で、両国関係の発展を最優先事項だとするとともに、「両国関係は近年、良好な発展を見せているが、さらなる協力のための可能性はまだたくさんあり、それらが活用されるべきだ」と語りました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は「共通の利益に基づく関係の発展は両国にとって有益である」と強調し、「我が国のペゼシュキヤーン新政権により、両国関係の発展がより一層しっかりと継続されるよう期待する」と語りました。ハーメネイー師はペゼシュキヤーン大統領がトルクメニスタンとの関係拡大への強い意欲を持っていることを指摘し、サーデグ・マルヴァジェルド道路都市開発相を合同委員会委員長として望ましい成果達成に向け両国の合意を追求していくことを強調しました。
ハーメネイー師はまた、南北高速道路事業やトルクメニスタン・ガスパイプライン開発事業などの両国間共同事業に関するトルクメニスタン大統領の発言に触れ、これらの事業が重要であると評価し、次のように述べました。
「イランの専門家らの立ち会いのもとでのこれらの大規模プロジェクトの実施により、両国間の緊密な関係はこれまで以上に近しいものになるだろう」
これに対し、トルクメニスタンのべルディムハメドフ大統領も、両国が相互に親戚関係にあるとし、
「イラン大統領と建設的な会談ができ、署名された協定が良い結果に達するよう望んでいる」
と語り、5月にヘリ事故で殉教したイランの故ライースィー前大統領を偲び追悼するとともに、同大統領が両国関係の拡大に行動したことを指摘し、次のように付け加えました。
「トルクメニスタンとイランの間にある長い共通の国境はこれまでも、そして今後も平和と友好の国境であり続け、我々はあらゆる分野で関係を拡大する準備ができている」