第29回イラン国際児童青少年演劇祭の様子
第29回イラン国際児童青少年演劇祭に参加したアルメニアの演出家スーナ・マルティロスィアーンさんは、この行事が「文化間の架け橋になることができる」と述べました。
【ParsTodayイラン】第29回イラン国際児童青少年演劇祭は、イラン西部ハメダーン市で好評のうちに開催されました。
第29回イラン国際児童青少年演劇祭には、イランおよび海外の演劇作品60演目以上がさまざまな部門で上演されました。
イラン国際児童青少年演劇祭は、子供や青少年の社会参加の実現、公共文化レベルの向上、家庭基盤と世代間交流の強化、市民としての資質・能力の育成、そして子供や青少年が積極的に演劇作品の制作に参加する機会を作り、責任感を高めることを理念としています。
「サーカス・トラヴィアータ」を演出したアルメニアの劇団のスーナ・マルティロセィアーンさんは、この行事について「文化間の架け橋になることができる」と述べました。
「神秘の指輪」の演出家を務めたイランのメイサム・ユーセフィーさんは、演劇が人間を育て、文化を創造するものであることを指摘し、「今年の演劇祭は大盛況のうちに開催された」と述べました。
イランの演劇「スカーレットと雨の夜」は、がんを患った少女の最後の日々を描いています。この少女は優しい看護師によって希望を取り戻し、その短い日々を深く愛情豊かに、そして希望に満ちたものとして過ごします。
イランの演劇「ゲセンの魔法の帽子」の演出を務めたハーメド・モキャッマリーさんは、「この演劇は、子供たちと青少年がイランの著名な詩人アッタールの『七つの谷』に触れ、そのアイデンティティを知るための試みだ。すべてのものにはアイデンティティと歴史があり、未来に向かって進むためにはその過去と歴史を知る必要があるということを学ぶべきだ」と述べました。
ロシアから人形劇「恐竜のアイ・ジ・ユー」を上演したコルツォフ・ディーミトリーさんは、この演劇祭の上演作品のレベルが高いと評価しました。