著名なイタリア人演出家、イラン文化に強い興味関心
(last modified Sat, 01 Feb 2025 11:53:19 GMT )
2月 01, 2025 20:53 Asia/Tokyo
  • 著名なイタリア人演出家、イラン文化に強い興味関心
    著名なイタリア人演出家、イラン文化に強い興味関心

著名なイタリア人演出家ロメオ・カステルッチ氏が、イラン人アーティストとの会談の中で、イランの神話に対する自らの関心について語り、イラン人アーティストとの共同作品を制作したいという希望を表明しました。

【ParsTodayイラン】イランで開かれている第43回ファジル演劇祭の「ネイションズ」部門に参加したカステルッチ氏は、テヘラン市劇場複合施設内にあるマシャーヒール・ホールに集ったアーティストらとオンラインで会談しました。

カステルッチ氏はイスナ―通信とのインタビューで、神話に関する自身の見解として、「神話は単なる過去のものものではない。現在の日常や現代世界で起こる出来事を考えると、それらは互いに同調している可能性があり、我々は実際に発生する多くの出来事に直面した際、これらの神話を参照する必要がある」と語りました。

また、イランの歴史と文化に対する自らの関心について語り、「自分はイランを愛し、よく知っている。イランには古く美しい神話と伝説がある。伝説と神話は文学よりも古い歴史を有し、神話には象徴が満ちており、芸術家たちはこれらのシンボルを維持していくことができる」と述べました。

また、「現代的な生活は人々を表面的な捉え方に引き込みがちであるため、神話や伝説の理解が難しいこともある。だが、我々は自分のルーツを失えば、良い生活を送ることはできない。それは、我々が持っているものはすべて過去からのものだからである」としました。

なお、この会談の冒頭ではカステルッチ氏の最新作「オルフェウスとエウリュディケー」の予告編も上映されました。

 


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