在テヘラン仏公使がイラン外務省に召喚
May 26, 2025 15:18 Asia/Tokyo
-
イラン外務省の正面玄関
イラン外務省がテヘラン駐在のフランス公使を呼び出し、同国外相のイランに対する干渉的な立場表明に厳重に抗議しました。
イランに対するバロ仏外相の侮辱的な発言と根拠のない主張を受け、イラン外務省のモハンマド・タンハーイー西ヨーロッパ第2課長はテヘラン駐在のフランス公使を召喚し、同国外相に対するイランの強い抗議の意を伝えました。
【ParsTodayイラン国際】タンハーイー課長は、「フランス外相の主張はイランに対する露骨な内政干渉である」とし、「このような姿勢は無責任かつ挑発的だ」として非難するとともに、この点に関してフランス外務省に公式な説明を求めています。
また、「フランス政府は、映画祭開催の機会を悪用してイランに対する自らの政治的目的を推進している」と非難し、「フランス政府は、シオニスト政権イスラエルによる人権と人道的権利、とりわけパレスチナ人の自決権の継続的かつ甚大な侵害を支持する主要国の一つであり、人権主張や他者非難を行う道義的資格はない」と強調しました。
これに対し、フランス公使は「イラン側の主張を本国に伝える」としています。
仏カンヌ国際映画祭がイランの映画監督ジャアファル・パナーヒー氏に最高賞・パルムドールを授与したのと時を同じくして、フランスのジャン=ノエル・バロ外相は、「X」上のメッセージで、イランに対する西側諸国の人権主張の一部を繰り返していました。
タグ