イランとエジプトにおける歴史的発見:土器から4000年前の手形まで
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イランとエジプトにおける歴史的発見:土器から4000年前の手形まで
テヘラン州ダマーヴァンド郡伝統工芸・文化遺産・観光局長が、イスラム以前およびイスラム初期に遡る歴史的遺物が発見されたことを明らかにしました。
ダマーヴァンド郡伝統工芸・文化遺産・観光局長のアリー・アフザリー氏は「市内ジラールド(旧名;ギリアールド)地区の歴史的背景から、イスラム以前およびイスラム初期に属する9点の歴史的遺物が発見された」と述べています。
【ParsTodayイラン】パールストゥデイが29日火曜、報じたところによりますと、アフザリー局長はさらに「これらの歴史的遺物には土器・陶器も含まれている」と語りました。

アフザリー局長はまた、ダマーヴァンド郡が古代からの長い歴史を持つことを指摘し、「ダマーヴァンドには貴重な歴史があり、先史時代からイスラム時代まで核時代の遺跡、丘、建物が数多く残っている」と述べています。
古代エジプトの遺物の表面に4000年前の手形が見つかる
また、英国ケンブリッジ大学付属フィッツウィリアム博物館の研究者らは、今秋開幕予定の「古代エジプト製」と題した大規模展覧会の準備中に、エジプトでの埋葬品の表面上に4000年前の手形を発見するという驚くべき業績を挙げました。
イラン中部ヤズドで古い墓石が発見
またイラン中部ヤズドで、今から1000年近く前に当たるヒジュラ暦493年のものとされる女性の墓石が発見されました。この墓石の縁には、イスラムの聖典コーラン第39章、アッ・ズマル章「集団」第53節、そして第55章アッ=ラフマン章「仁慈者」の第26節と第27節に関連する節が刻まれており、中央の枠には墓の所有者(ここに埋葬されている人)の称号が記されています。また、墓石の最後尾には、同年における埋葬者の死亡日が刻まれています。