イラン外務省報道官;「国際原子力機関との協議は前向き」
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イラン外務省報道官が、同国とIAEA国際原子力機関との協議のプロセスを前向きなものだと評価しました。
(last modified 2025-09-09T10:32:09+00:00 )
9月 08, 2025 20:09 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のイスマーイール・バガーイー報道官
    イラン外務省のイスマーイール・バガーイー報道官

イラン外務省報道官が、同国とIAEA国際原子力機関との協議のプロセスを前向きなものだと評価しました。

バガーイー・イラン外務省報道官は8日月曜の定例週次記者会見で「IAEAは、イランの保障措置義務の履行方法と履行は、米国とシオニスト政権イスラエル軍による軍事攻撃以前の状況と似通ったものではありえないという認識に至った」と述べています。さらに「IAEAの監視下にある国の核施設が攻撃を受けるなどという事態は前例がなく、このような状況下で査察を行うための規定や方法は存在しなかった」と付け加えました。

また「IAEAがこの問題に関してイラン側の意見を聴取し、考慮する必要があるとの認識に至った」と強調し、「これは、オーストリア・ウィーン及びテヘランでの3回の交渉を通じて追求されたものである。イランからは、外務省国際平和安全保障局長とイラン原子力庁の代表者からなる代表団が参加した。最後の交渉は今月5日と6日に行われ、まだ結論には至っていないが、協議のプロセスは前向きなものだった」と語っています。

さらに、国連総会への出席を目的としたペゼシュキヤーン・イラン大統領の米ニューヨーク訪問について、「事前計画に基づき、例年と同様に国連総会という機会を利用してイラン・イスラム共和国の立場と見解を国際社会に表明することになるだろう。イラン大統領とその随行代表団は、国連創設80周年にあたるこの総会に出席する予定だ」と述べました。

そして「パレスチナでのシオニストによる大量虐殺問題を含む西アジア地域の情勢変化に鑑み、国際社会と国連の課題の中で最も重要な問題は、今や国際的な要求となっているこれらの犯罪と大惨事への対処・調査となるだろうと予想される」とコメントしています。

加えて、シオニスト政権イスラエルの大量破壊兵器について「この占領政権は、西アジアにおける大量破壊兵器のない地帯の実現の目の前に立ちはだかる唯一の障害である。この政権はNPT核兵器不拡散条約に加盟しておらず、大量虐殺に手を染め、テロと簒奪をベースとして築かれ、絶えず他国を攻撃している」と語りました。

バガーイー報道官は最後に「大量虐殺を行うイスラエル政権は、地域・世界の平和と安全に対する深刻かつ差し迫った脅威であり、この政権に国際文書を受け入れさせ、大量破壊兵器の責任を負わせることが不可欠である」と結びました。
 

 


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