イラン、2か月に渡る「世界での栄誉」ラッシュ;100日間で10回の優勝
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レスリングや空手に始まり天文学やテクノロジーに至るまで、イランが次々と栄誉を獲得したことは、国民が数々の圧力に抵抗し、世界の頂点に上り詰め燦然と輝いていることを証明しました。
(last modified 2025-09-23T09:34:52+00:00 )
9月 23, 2025 17:53 Asia/Tokyo
  • クロアチアのレスリング世界選手権で優勝したイランのモハンマド・ハーディ・サーラヴィ選手
    クロアチアのレスリング世界選手権で優勝したイランのモハンマド・ハーディ・サーラヴィ選手

レスリングや空手に始まり天文学やテクノロジーに至るまで、イランが次々と栄誉を獲得したことは、国民が数々の圧力に抵抗し、世界の頂点に上り詰め燦然と輝いていることを証明しました。

去る6月における12日間の戦争終結と緊迫した地域情勢の収束からわずか数週間後、イランはスポーツ、科学、経済、文化、技術分野において、数々の成功・優勝ラッシュを迎えてきました。多くの国の場合であれば、これらの成果はニュース報道の見出しを飾っていたはずでしたが、イランの場合は沈黙を強いられるか、ほとんど報道されていませんでした。

【ParsTodayイラン】ファールス通信によりますと、この期間中に、敵対的なメディアは国内問題に焦点を当て、イランの弱点を誇張することで、同国の将来について失望的なイメージを描こうとしていました。しかしながら、過去2ヶ月間における出来事やイランが世界各地で挙げた成果は、これまでとは異なる現在のイランの現実的な姿を浮き彫りにしています。それは、意志、能力があること、そして誇りに満ちた雄姿です。

スポーツの分野では、戦時中に当たる6月14日~6月27日にイタリアで開催された『デフフットサルワールドカップ2025』でイラン代表が強敵を全て破り、圧倒的な強さで優勝しました。また終戦直後、女子代表チームがFIVBバレーボールネーションズリーグ予選でグループ首位となり、決勝トーナメントに進出しています。

またユースバレーボール代表チームは、完璧なパフォーマンスでイタリアなどの強豪を破り、世界選手権で3度目の優勝を果たしました。さらにスピードスケート代表チームのアミール・メフディ・ヤーハッギー選手が、世界選手権ジュニア100メートル決勝で銅メダルを獲得しています。これは、イランにとって世界スピードスケート選手権での初のメダル獲得となりました。

イランは、レスリングでも素晴らしい成果を挙げました。フリースタイルレスリング代表チームは12年ぶりに世界チャンピオンに返り咲き、ユースのグレコローマンレスリング代表チームも世界大会に完全復帰し、初優勝を果たしています。またこのほかの栄誉として、グレコローマンレスリング代表チームの世界大会優勝も忘れてはなりません。これらの栄誉は、イラン人選手らの偉業を改めて認識させてくれるものです。

シニア・フリースタイルおよびグレコローマン・レスリング代表チームに関するもうひとつの重要な点は、ロシア、ジョージアに続き、イランがフリースタイルとグレコローマン・レスリング両部門で世界選手権を同時に制覇した3番目の国となり、歴史に残る記録を樹立したことです。

空手では、サーラー・バフマニーヤール選手が全勝という快挙を成し遂げ、イラン女子空手として初の世界選手権金メダリストとなりました。また、武術(ウーシュー)の套路種目では、ザハラー・キアーニー選手がイラン女子空手史上初の金メダルを獲得しています。

チェスでは14歳の天才プレーヤー、スィーナー・モヴァッヘド選手がグランドマスターと世界チャンピオンの称号を獲得し、イランをチェス関連のスポーツニュースのトップに押し上げました。イラン人選手の活躍はこれだけにとどまらず、全国ジュニアテコンドーの男女両チームともにアジア選手権で準優勝を果たし、この分野におけるイランの将来に明るい兆しをもたらしています。

加えて、イランは学術面でも国際レベルでの成果を挙げ、同国の若者たちの才能の輝きを改めて世界に示しました。国立天文・天体物理学オリンピックチームは、国際大会で50カ国以上を破り、世界最優秀チームという栄誉ある称号を獲得しています。この成功は、チームメンバーのたゆまぬ努力の成果であるだけでなく、才能を育成し、若い世代が持つ世界最高レベルの科学大会への参加能力を証明するという、イランの学術・教育力の証でもあります。

この栄誉は、専門科学分野におけるイランの若者の決意と忍耐力を反映しており、イランが天文学と天体物理学において主導的な地位にあることを証明するものです。このような功績は、国民の希望と自信を強めるとともに、国際舞台におけるイランのイメージをより力強い肯定的なものに転じさせています。これは、将来の世代に刺激を与え、イランの進歩発展の道におけるさらなる科学的成功への道を切り開く要素になると考えられます。

一方、イランの複数の大学は世界の主要ランキングシステムにおける順位を上げており、同国の知識集約型企業は国際展示会での新製品の公開により投資家を引き付け、首尾よく輸出契約を成立させています。

さらに、イランは医学分野でも朗報をもたらしました。女子サッカー代表チームの理学療法士であるゼイナブ・ホセインザーデ博士が、AFCアジアサッカー連盟よりアジア医療銅賞を受賞しました。これは、スポーツ傷害のリハビリテーションと治療分野における同博士の革新的な功績が認められたものです。また、迅速な疾患診断の分野における独自の発明や技術もいくつか紹介され、世界における普及が期待されています。

加えて、経済分野では、イランの上場産業の輸出は2025年8月までの12ヶ月間で6.8%の成長を記録しました。エネルギー分野でも、20年分に相当する埋蔵量を持つ新たなガス田が発見されています。そして防衛産業では、新型レーダーシステムと先進的な大陸間弾道ミサイルの公開により、イランの抑止力が強化されました。

しかし、イランの反体制メディアの活動を検証すると、これらの成果は完全に検閲されるか、もしくは重要でないニュースの片隅に追いやられていることが明らかになっています。対照的に、こうしたメディアではイランにおける些細な失敗や国内問題が大々的な見出しとなり、時には誇張された分析が加えられていた場合も見受けられました。報道におけるこうした方針は、社会資本の低下を狙い、国民の希望をくじき、世論におけるイランのイメージ歪曲を画策した、より大規模な計画の一環だといえるでしょう。

 

 


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