イラン革命防衛隊司令官「抵抗とは刀のようなもの」「研げば研ぐほど鋭くなる」
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イラン革命防衛隊ゴッズ部隊のガーアーニー司令官は「イスラエルはレバノンでヒズボッラーに敗北した」と述べました。
(last modified 2025-10-06T10:15:12+00:00 )
10月 04, 2025 21:33 Asia/Tokyo
  • イラン革命防衛隊ゴッズ部隊のガーアーニー司令官
    イラン革命防衛隊ゴッズ部隊のガーアーニー司令官

イラン革命防衛隊ゴッズ部隊のガーアーニー司令官は「イスラエルはレバノンでヒズボッラーに敗北した」と述べました。

【ParsTodayイラン】ガーアーニー司令官は3日、イラン国営放送が放送したインタビューの中で、レバノン・ヒズボッラーのナスロッラー前事務局長らが殉教して1年になるのに際し、「もしイスラエルがヒズボッラーを武力で武装解除できたなら、作戦を続けていただろう。しかし、戦場で敗北を喫したイスラエルは、休息を取るために停戦を要求した」と述べました。

ヒズボッラーは1日に350発以上のミサイルを発射

ガーアーニー司令官はその上で、「ヒズボッラーはイスラエル軍による地上侵攻に備えるだけでなく、イスラエルへの攻撃作戦を拡大した。戦争初期から、イスラエルのメディアは、ヒズボッラーが壊滅したと心理作戦を展開し、ヒズボッラーのミサイル能力が尽きたなどと報じたが、実際の戦場ではそれとは正反対の事実が明らかになった」と述べました。

そして、「(昨年の)停戦の2日前、ヒズボッラーは1日に350発以上のミサイルをイスラエルに向けて発射した。このことに誰も言及しない。イスラエルは、もし戦闘を続ければ、どうなるか分からないという危機感を抱いたのだ」と述べました。

 

ヒズボッラーの力を示した黄金期

ガーアーニー氏はまた、「この1年間を深く観察すると、それはヒズボッラーの力を示した黄金期の一つであったと分かる」と強調しました。

 

10月7日の作戦とナスロッラー師との会話

ガーアーニー氏は2023年10月7日にハマスがイスラエルへの攻撃作戦を実施した直後を回想し、「10月7日の午後、私はレバノンに到着した。レバノンではナスロッラー師とその事件について話し合い、何をすべきかを検討した。私には、ナスロッラー師がその朝からハマスの作戦に対する宗教的、そして神の使命に基づいた責任を考えていたことが分かった。私も彼も、さらにはハマスの指導者たちも、作戦の詳細については事前に知らなかった」と述べました。

さらに、「作戦開始の瞬間、ハマスのハニヤ政治局長(当時)はイラクに向かうため空港に向かっている最中だった。ハニヤ氏の元に知らせが届き、空港への道を引き返すことになった。したがって、ハニヤ氏は作戦開始時点でそのことを知らなかったのだ。この驚くべき特徴と緻密な計画は、ガザの指導者たちの強さ、力、そして戦略的思考の証拠だ」と語りました。

 

ナスロッラー師暗殺に使われた化学物質

ガーアーニー氏はまた、イスラエルがナスロッラー師暗殺の際に「化学兵器を使用した」とも明かしました。

 

この1年のヒズボッラーの新たな動き

また、ナスロッラー師暗殺後のこの1年について、「これまでヒズボッラーは、その強力な存在感とイスラエルへの抵抗によって知られていたが、この1年で見せた新しい力のモデルは前例がない」としました。そして「ヒズボッラーは、圧力、制裁、脅威、そして困難の中でナスロッラー師という英雄を失ったが、それにも関わらず後退することなく、力強く歴史的な戦いに突入した」と述べました。

また、イランの長期的な抵抗の力については、「今後20年間にわたって抵抗戦線と戦っても、敵は一つの戦線も破壊できないだろう」と強調しました。そして、「抵抗の性質は、研げば研ぐほど鋭くなる刀のようなものだ」と述べました。

 


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