イラン国家安保評議会書記:「西側諸国は国際関係を権力と結びつけている」
-
イラン国家安全保障最高評議会のアリー・ラーリージャーニー書記
イラン国家安全保障最高評議会のラーリージャーニー書記が「我々と西側;最高指導者ハーメネイー師の見解と構想」と題した会合において「西側諸国は国際関係を権力と結び付けてきた」と語りました。
ラーリージャーニー書記は10日月曜、今月月4日にテヘランで始まった「我々と西側:最高指導者ハーメネイー師の見解と構想」をテーマとする会合の閉会式において、「かつて西側諸国は科学と思想の自由を主張していたが、その結果は2度の世界大戦となった。そして、今日ではその道筋はより明白となり、国際関係を権力を結びつけている」と強調しています。
【ParsTodayイラン】ラーリージャーニー書記はイランと西側諸国の関係の歴史的背景を振り返るとともに、「歴史を通じて、イランと西側諸国の関係は経済、政治、文化、軍事など、様々な理由から多くの浮き沈みを経験しており、最も不安定な国際関係の1つと言える」と述べました。
この会合においては、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師著作保存出版局教育研究副局長を務めるモハンマド・エスハーギー氏も、「ハーメネイー師の思想体系を理解するためには学術的な努力が必要だ」とし、「ハーメネイー師の発言や思想体系に直面した時、まず最初にすべきことは、その思想体系を正しく理解することである。この会合と学術会議は、我々が同師の見解の正しい理解により歪曲に陥らないための一歩を踏み出すことを目的としている」とコメントしています。
エスハーギー副局長はまた「ハーメネイー師は多面的な人格を持ち、その主な担い手であり中核をなすのは神の教えとイスラム預言者一門の教えである」とした上で、「ハーメネイー師の思想体系は、文化、社会、経済、政治、防衛、安全保障の分野における教えの集合体であり、それらは相互に関連しており、体系として捉えられるべきものである」と語りました。
さらに「革命指導者の視点から見ると、西洋文明は精神性、倫理、そして創造世界の主から乖離した理論的基盤の上に成り立っており、人類に壊滅的な影響と結果をもたらしてきた。この災厄はパレスチナ・ガザでの出来事によってさらに深刻化した。今日、西側文明の本質には、西側の望ましいイメージ創出のために存在したあらゆるスローガンが失敗に終わったという命題が存在している」と述べています。
続けて「ガザでの出来事により、西側体制の基本的価値観である児童保護や自己決定権といった自由民主主義のスローガンはすべて輝きを失ってしまった。なぜなら、この文明は精神性、倫理、宗教、神の導きから遠く離れているからである」としました。
また、この会合の幹事を務めるムーサー・ハッガーニー氏は続けて「1979年のイスラム革命の勝利により、我々は第3の歴史的転換期を迎えている。旧体制から新体制への移行期において、国際態勢におけるイランの地位を維持すべく、我々は威厳を持って行動せねばならない。西側諸国に対抗するための基本的な解決策は、歴史を参照することである。なぜなら、過去の経験を通してこそ覇権主義の本質を理解できるからだ」と語っています。
ハッガーニー氏はまた「イスラム革命を起こした革命世代の目標は独立だった。我々は進歩のために独立を求めており、これは若者の関心事でもある。遺憾ながら、西側社会は我々の社会に対し、独立を欠いた進歩という幻想を提示している。また、一部の地域諸国をも我々にこれ見よがしに見せつけてくるが、そうした国はいずれの場面においても独立性がない。その最たる例が、エジプト東部シャルム・エル・シェイクで見られた」としました。

