イラン外務省、「サウジ外相は自らの発言が招く結果について熟考すべき」
(last modified Sat, 23 Jul 2016 09:00:23 GMT )
7月 23, 2016 18:00 Asia/Tokyo
  • イラン外務省、「サウジ外相は自らの発言が招く結果について熟考すべき」

イラン外務省のガーセミー報道官が、サウジアラビアのジュベイル外務大臣による根拠のない繰り返しの発言に反応し、「サウジ外相は、自らの軽率な発言が招く結果について考えるべきだ」と語りました。

ジュベイル大臣は、イランがテロを支援していると主張していました。

IRIB通信によりますと、ガーセミー報道官は、「ジュベイル外相は最近、自国の政府関係者、公式機関によるこの数十年間での様々なテロ行為への関与をもみ消そうとしているが、どうやら同外相はイランに問題をはぐらかすことで、テロ組織アルカイダとISISの生みの親としてのサウジの継続的な不祥事から、国際世論の目を逸らせることができると考えているようだ」と語っています。

また、「もっとも、ジュベイル外相がここ数日、2001年のアメリカ同時多発テロに関する機密報告の公開を前に苦しい日々を過ごしており、また今後さらに彼にとってさらに厳しい日々が待ち受けていることは理解できる」と述べました。

さらに、「間違いなく、テロ支援国家に関するこうした重要な情報の側面や影響は、国際世論や9.11テロ以降にテロの犠牲となった国の人々の目には明らかである」としています。

ガーセミー報道官はまた、「ジュベイル外相は、常に絶望したたびに、イランに対しては、こっけいな表明を行っているようだが、彼に対し、こうした状況においては、意見表明を控え、自らの発言が引き起こす結果について考えるよう勧告する」と語りました。