イラン国連次席大使;「米国の海上封鎖は重大な国際法違反」
-
イランのゴラームホセイン・ダルズィ国連次席大使兼副常駐代表
ダルズィ・イラン国連次席大使兼副常駐代表が米国によるイランへの海上封鎖を非難し、「こうした行為はイランの主権、航行の自由、国際海洋法に対する重大な侵害である」とした上で、各国政府に対し米国の一方的な強制的行動を拒否・非難するよう求めました。
【ParsTodayイラン】メフル通信によりますと、ゴラームホセイン・ダルズィ(Gholamhossein Darzi)次席大使は25日火曜夜、紛争と食糧安全保障に関する国連安全保障理事会の会合において、米国とシオニスト政権イスラエルがイランに対して引き起こした侵略戦争に言及し、「ホルモズ海峡を通る船舶の混乱と不安定化の元凶はこの侵略行為であり、それ以前はこの航路を通る商業船舶の輸送は混乱なく行われていた」と述べています。
また「去る2月28日に勃発した米国とシオニストによる対イラン攻撃により、先代イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師および、3400人以上の民間人が殉教した」とし、「パキスタン首都イスラマバードで成立した覚書は、米国がイランに対する一切の脅迫や武力行使を控えることを明確に要求していたが、米国は去る6月27日に軍事侵略の開始によりこの合意を再び破り、その結果、60人以上の民間人が殉教した他、630人以上が負傷した」と説明しました。
加えて、米国による対イラン海上封鎖と国際水域におけるイラン商船への攻撃を、「イランの主権と国際法に対する重大な侵害である」とし、「CENTCOM米中央軍は今月12日、商船59隻の航路を変更し、3隻を航行不能にし、2隻に乗り込んだと公表した。これらの行為は、米国財務長官が発表した『経済的締め出し』作戦に加え、イラン国民に経済封鎖を強要し、食料とエネルギーを圧力行使の手段にすることを目的としている」と語っています。
さらに「安保理は、これらの一方的な強制措置を断固として非難・拒否すべきである。我々は、すべての政府に対し、米国による一方的な強制措置の域外適用を拒否するよう求める。また、イランは、報復、損害賠償、権利主張のために利用可能なあらゆる手段を用いる権利を留保する」と強調しました。
そして最後に、国際法に基づくイランの固有の自衛権を強調し、「ホルモズ海峡の沿岸国であるイランは、侵略行為に対し必要な措置を講じる正当な権利を有している。平和と安全な航行を回復するために唯一持続可能な道は、侵略行為の終結、違法な封鎖の解除、並びに侵略行為の再発防止に向けた信頼可能な保証の提供である。ホルモズ海峡に関するいかなる取り決めも、沿岸国であるイランとオマーンしか管理できない」と結びました。
ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。