イラン外相がトルコ大統領と会談
8月 13, 2016 15:35 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、トルコの首都アンカラで、同国のエルドアン大統領と会談しました。
IRIB通信によりますと、ザリーフ大臣は12日金曜、使節団を率いて、トルコの政府関係者と協議するため、アンカラを訪問しました。
ザリーフ大臣はエルドアン大統領との会談で、二国間、地域、国際面での重要な問題に関して話し合いを行いました。
ザリーフ大臣はトルコ到着後、チャブシオール外務大臣と会談し、その後共同記者会見に臨みました。
ザリーフ大臣はこの記者会見で、両国の関係は強固で幅広いものであるとし、二国間の協力の拡大を求めました。
チャブシオール大臣も、この記者会見で、「イランとトルコの協力の強化はシリアの恒久平和の確立に向けたものだとし、「イランとトルコはシリアの領土保全に関して共通の考えを持っており、両国の協議の継続は、シリアの恒久的な停戦確立においてプラスの役割を果たしている」と語りました。
また、地域におけるISISやヌスラ戦線などのテログループとの共通の戦いを強調しました。
ザリーフ大臣も、トルコの議会に出席した後、記者団に対し、「トルコの人々によるクーデター関係者への非難は、武力によって人々の要求を弾圧できないことを示した」と述べました。
ザリーフ大臣のアンカラ訪問は、7月15日のトルコのクーデター未遂事件後初のイランの政府高官によるトルコ訪問です。
イランは、未遂に終わったこのクーデターを非難するとともに、トルコの政府と国民への支持を表明しました。