イラン国会関係者、「ロシア戦闘機によるイラン領空の利用はテロ対策の枠内で行われる」
(last modified Sun, 21 Aug 2016 09:23:03 GMT )
8月 21, 2016 18:23 Asia/Tokyo
  • イラン西部の基地
    イラン西部の基地

イラン国会・国家安全保障外交政策委員会の委員長が、「ロシア軍の戦闘機によるイラン領空の利用は、テロ対策における両国の協力の枠内で行われている」としました。

ブルージェルディー委員長は、イスナー通信のインタビューで、ロシアの戦闘機がイラン西部の基地を利用していることに触れ、「この措置は、ISISといったテロ組織やテロとの対策を目的として、イラン、ロシア、シリア、イラクの4者による協力合意の枠内で行われたものだ」強調としました。

イラン西部の基地

 

ブルジェルディー委員長はまた、「イランの憲法により、外国軍がイラン国内で基地を設置することは禁止されているが、今回のロシアの戦闘機によるイランの基地の利用は、イラン領空の通過と、燃料補給のためであり、この問題はイラン憲法に違反することはない」と語りました。

さらに、ロシアは実際、イランの領空をシリアとイラクにおけるテロ対策のために利用しているとし、「この4者による合意は、イランの治安と利益に基づいたものだ」と述べました。