8月 24, 2016 19:01 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、「核兵器の使用やその示唆は、国際体制の原則から削除されるべきだ」

イランのホシュルー国連大使が、国際体制の基本原則から、核兵器の使用やその示唆を削除するよう求めました。

イルナー通信によりますと、ホシュルー国連大使は、23日火曜、核兵器廃絶に関して話し合う国連安保理の公開討論会で、非同盟諸国を代表し、大量破壊兵器、特に核兵器に対するこの組織の懸念を強調しました。

ホシュルー大使は、テログループによる核兵器の入手は人類を脅かす危険であり、それに対抗するには、全ての国の支持が必要だとしました。

また、国連加盟国が、総会の決議という形で、テログループの大量破壊兵器の入手を阻止することで合意したことを歓迎し、「安保理の決議や行動が、大量破壊兵器に関する多国間条約や国連憲章の原則に混乱をきたすべきではない」と強調しました。

さらに、核兵器の全廃が、この種の兵器の危険からの乖離を保証する最良の方法だとし、「非同盟諸国は、世界に核兵器のない地域を作ることを歓迎している」としました。

国連のパン事務総長もこの会合で、大量破壊兵器の廃絶への国際社会の注目を求めました。

パン事務総長は、「大量破壊兵器の廃絶に関して肯定的な措置が講じられているものの、技術の進歩により、テロ組織の核兵器製造設備の入手が助長されている」と語っています。

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