日本外務副大臣、イラン政府高官と会談
9月 04, 2016 17:29 Asia/Tokyo
日本の薗浦外務副大臣が、イランの政府高官と会談し、両国の問題について話し合いました。
イルナー通信によりますと、3日土曜にテヘラン入りした薗浦外務副大臣は、イラン外務省のアラーグチー国際法担当次官、イラン国会国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員長と会談し、両国の関心事について意見を交換しました。
ブルージェルディ委員長は、3日、この会談で、「テロとの戦いには、一丸となった協力と世界的な意志が必要だ」と語りました。
また、「アメリカとその同盟国は、テログループへの資金や武器の援助とその強化により、大きな過ちを犯した。現在、それを抑制するには、すべての国による集団的、国際的な協力が必要になっている」としました。
さらに、「イランは、テロとの戦いに真剣であり、この分野での日本との情報協力は、協力の分野のひとつとなりうる」と強調しました。
ブルージェルディ委員長は、イランと日本の国会と政府の高いレベルの関係に触れ、さまざまな分野での関係向上に向けた両国の協力拡大を求めました。
また、サウジアラビアのイエメン攻撃を非難し、「サウジアラビアのイエメン攻撃と民間人や数千人の子供の死傷は、どのような論理によっても非難される」と述べました。
一方の薗浦副大臣も、今回のイラン訪問の目的は、両国の協力の土台を実現するための協議にあるとし、「学術、核、医療、環境が、イランとの協力拡大に向け、日本が関心を持つ分野となっている」と語りました。
今年1月、イランのタイエブニヤー経済財政大臣が日本を訪問した際、両国の投資に関する合意書が調印され、日本企業が、イランの市場に参入し、投資を行う土台が整えられました。
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