国家安全保障最高評議会最高指導者代表、「アメリカは無知をさらした」
イラン国家安全保障最高評議会のジャリリ最高指導者代表が、「アメリカ政府がサウジアラビアを地域における最も重要な同盟国としているのは、彼らが無知であることを示している」と語りました。
IRIB通信によりますと、ジャリリ最高指導者代表は16日金曜、ある式典で、「アメリカの大統領と国務長官は、サウジアラビアの人権犯罪ににもかかわらず、同国を訪問し、彼らともっとも強固な協定を締結し、サウジアラビアが地域におけるアメリカの最も重要な同盟国であると表明している。これは、彼らが無知であることを示している」と述べました。
ジャリリ代表はまた、サウジ政府は聖地の保護者を主張しているが、アメリカやシオニスト政権に対する死を語ることは、彼らにとってメッカ巡礼者が殉教することよりも重大だとしました。
さらに、「イエメンの人々が野蛮な攻撃にさらされてから1年半が経過しているが、一方、イスラム世界で血を流している多くの殉教者はスンニ派だ。しかし、彼らはこれを、スンニとシーア、あるいはアラブとアジャム、つまりアラブ人とイラン人の争いという理由にしたいと考えている」としました。
ジャリリ代表は、今日、アメリカとサウジアラビアの政府が行っていることは、同系列の同じものだとして、テロリストや過激派を支援するサウジアラビアと、テロを生み出したアメリカに違いを見出すことはできず、サウジアラビアの地域での行動は、実際、アメリカの政策を完遂することだとしました。
また、「アメリカは人々を闘争の原則から逸脱させるため、または最終的にイラン国民を逸脱させるために、彼らの代わりに傭兵を活動させている。このため、テロ組織ISISとサウード政権を台頭させ、イスラム世界の発展をアメリカとシオニスト政権に妨害させようとしている」と語りました。