預言者ムハンマドの芸術的表現(5)
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一国の国民を査定する真の重要な方法の1つは建築であり、それは現在も変わっていません。
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9月 20, 2016 20:09 Asia/Tokyo
  • 預言者ムハンマドの芸術的表現(5)

一国の国民を査定する真の重要な方法の1つは建築であり、それは現在も変わっていません。

僻地に住む民族でさえも、テントや住居、装飾、施設を造るにあたって自らの方式を有しており、それは彼ら独自の文化の影響を受けています。ある社会の文化の外見的な要素の1つが建築であり、これはその社会の文化を研究するための適切な要素でもあります。また、宗教信仰も諸国民や諸民族の建築様式に影響を及ぼすもう1つの重要な要素であり、こうした主張を最もよく裏付ける歴史的な例とされています。

テヘラン西部・ザンジャーン州にあるソルターニーエドームは、14世紀のイルハン朝時代の支配者ソルターン・モハンマド・ホダーバンデの命により建設されました。彼は、波乱万丈の人生の中でイスラムに入信し、宗教的な目的によりこの建造物を建てました。そして、最終的には彼自身もここに埋葬されています。ゴンバド・ソルターニーエハ、ザンジャーン市の近郊にあり、壮麗な概観で複雑、そして独特な建築様式を有しています。この建造物は、規模の点では世界第3位とされていますが、他に例を見ないその特徴として、見る者の目を引く装飾や全体に碑文が刻まれた壁があります。これらの碑文の縁にはコーランの章句が添えられているほか、この建物の至る所に預言者ムハンマドの名や「ムハンマドは神の使途なり」といった表現が見られます。さらに、この建物の1階と2階の壁全体には、預言者ムハンマドとシーア派初代イマーム・アリーの名などを含む碑文が刻まれています。

ソルターニーエドームの建物及び、ドームの内外、入り口や各通路の内部空間も、これらの章句で装飾されており、これらはここを訪れた人々に例外なく預言者ムハンマドを思い起こさせるものです。化粧タイルの装飾は、青や空色に近い青、青緑といった様々な色調に及びます。こうした化粧タイルにより形成された預言者ムハンマドの名やコーランの章句は、この建物の内部に独特の厳粛で精神的な雰囲気をかもし出しています。

ソルターニーエドームに施されている装飾ほど、イスラム教徒の芸術家の思想を伝える者はないかもしれません。彼らは、預言者モハンマドに全身全霊を掛けており、この建造物内にある多数の碑文に、神の預言者としてのこの偉人の名を、神の啓示の言葉とともに刻んだのです。