預言者ムハンマドの芸術的表現(11)
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i17359-預言者ムハンマドの芸術的表現_11
ムスタファー・アッカド監督の映画『ザ・メッセージ』は、イスラムの預言者ムハンマドが40歳のころからこの世を去るまでの生涯、そしてイスラム初期の重要な出来事を描いています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 27, 2016 17:38 Asia/Tokyo
  • 預言者ムハンマドの芸術的表現(11)

ムスタファー・アッカド監督の映画『ザ・メッセージ』は、イスラムの預言者ムハンマドが40歳のころからこの世を去るまでの生涯、そしてイスラム初期の重要な出来事を描いています。

この映画は、1976年に制作されました。この映画に出演している著名なキャストには、アンソニー・クエン、そしてイレーネ・パパスが挙げられます。この作品は、エジプトのアズハル大学、レバノンのシーア派協会、そしてシーア派やスンニー派のそのほかのイスラム法学最高権威からも認証され、世界の多くのイスラム教徒がこの映画を鑑賞しています。

この映画の主なテーマは、預言者に任命されてからのムハンマドの生涯であり、この映画の制作に関わった人々は、イスラム教徒の信条に敬意を表するため、預言者ムハンマドと、後にシーア派初代イマームとなるアリーの表情を提示していません。この作品に出てくる歴史的に重要な出来事として、ムハンマドの預言者への任命、バドルとオホド(ウフド)の戦い、そしてメッカからメディナへのイスラム教徒の移住、メッカの征服、そしてイスラムの預言者による偶像の破壊などが挙げられます。

また、この作品には、歴史上重要な複数の人物が登場しており、そうした人物には、当時のローマ帝国の王ヘラクレイオス、イランの王ホスロー・パルヴィーズなどがいます。

ムスタファー・アッカド監督はシリアの映画監督で、メッカやメディアと町並みが似ているリビアやモロッコにて、この映画制作のロケーションを行いました。

エガード氏にとって、178分に渡るこの作品の制作は監督として初めての試みでしたが、イスラム初期の出来事や歴史を表現しようという彼の多大な努力が見られ、賞賛に値する作品となっています。歴史的でもあり、宗教的な内容でもあるこの作品は、イスラムと神の最後の預言者ムハンマドに対する敬意が抱き合わせとなった視点を提示しており、アッカド監督自身もこの作品がイスラム世界と西側世界の架け橋になりうると考えています。彼は、この点について次のように述べています。

「私は、イスラムの真実を表現する責務があると感じてきた。イスラムは、世界に十億人を超える信者を有する一大宗教である。だが、このことに関する情報は大変少なく、私は驚きの念を禁じえなかった。自分が真実である物語を語るべきであり、それが他の人々のイスラムに対する理解を促すのだと思ったのだ」

アッカド監督は、シナリオの基本に基づいて、様々なキャストが出演した英語とアラビア語により2つの同じ映画を制作しました。フランスの著名な作曲家モーリス・ジャールは、この作品向けに大変優れた曲を作ったことから、アカデミー賞の候補に選ばれました。

アッカド監督は2005年、75歳のときにテロ組織アルカイダにより、ヨルダンのあるホテルで実娘とともに殺害されました。