10月 20, 2016 19:19 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、「外国の干渉が中東危機拡大の原因」

イランのホシュルー国連大使が、国際社会の無関心と外国の干渉が、中東危機拡大の最大の理由だとしました。

イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、ニューヨーク現地時間の19日水曜、中東問題、特にパレスチナ問題に関する国連安全保障理事会の会合で、「リビア、シリア、イエメンなどの危機は、中東への外国の干渉と侵略、占領による直接の結果だ」と語りました。

また、今日、中東地域で起こっている犯罪に対し、国際社会が無関心でいることに遺憾の意を示し、「国連安保理は、今も地域諸国の罪のない人々の殺害を目にしていながら、驚いたことに、何の対策も講じていない」としました。

さらに、今日、パレスチナの状況は、国際的な対応と注目を必要としていると強調し、「シオニスト政権イスラエルは、住宅の破壊、民間人の強制的な移住、子供の拘束、暴力やテロの継続など、パレスチナ人の権利を侵害することで、意図的に地域の情勢不安を煽っている」と語りました。

ホシュルー大使はまた、サウジアラビアのイエメン攻撃の継続に触れ、「今月8日の首都サヌアの葬儀に対するサウジアラビア戦闘機の空爆は、この国とその同盟国が、過去1年半の間に行ってきた民間人に対する何千という攻撃の、ほんの一例に過ぎない。この攻撃は、女性や子供を含む多数の民間人を死傷させ、イエメンを廃墟にしている」と語りました。

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